6/22未明、広島市にて、降りた客をタクシーがはねて、その場を立ち去り、はねられた人が死亡するという事故が起こりました。
この事故から学んで、私たちも運転を気を付けないといけません。
事故現場
広島県広島市内の行き止まりの道での事故でした。
事故原因は?
運転手が「方向転換」をしようとして、降りたばかりの客をはねてしまったようです。
また、運転手は、「縁石に乗り上げたと思った」と供述しており、そのまま現場を立ち去ってしまいました。
気をつけねばならないことは?
後退時の死角は意外と多い
参考になるのがJAFのテストです。車両後方のマネキン(子供&大人)や、パイロンを置いてテストを実施。
ミラーや目視、バックカメラでの見える・見えないをテストしています。
車両後方、左右に少し離れたところは、ミラーやカメラでは見えず、目視でも、頭を動かさないと見えないという結果です。
ということは、ハンドルを切りながら、バックする際、「いないな!」と思い、周囲を確認し続けないで動くと、死角にあった、人やモノに衝突することになるでしょう。
参考:JAFのテストのページ
バックカメラは有効?
また、バックカメラに横切る物が見えた場合、後退の方法で、止まれるかの検証もしています。
クリープ(アクセルを踏まずに、ブレーキを緩めて車を動かす状態)走行の時は、止まれますが、アクセルを踏んで後退しているときには、3回のテストで、2回は止まり切れず接触してしまいました。
やはり、スピードは十分落として、が安全なのです。
まとめ
非常に痛ましい事故で、亡くなった方のご冥福をお祈りします。
タクシーの運転手は、「縁石に乗り上げた」と思ったと話をしていますが、プロなので、縁石に乗り上げるような運転も避けて欲しいところです。
また、そもそもの安全確認が十分でなかったのが原因です。
職業運転手として、しっかりと安全運転のお手本となって頂きたいですし、私たちも、気をつけましょう。
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